・クレジットカードやデビットカード向けに世界最大規模の決済ネットワーク「VisaNet」を展開しています。
・取扱⾼ではビザとマスターカードが世界的な2強となっています。

世界的な金融インフラ企業ね。

ビザ・マスターカードは、知らない人はいないですね。参入障壁も高く、投資家にも人気のある銘柄です。
【概 要】
21年9月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比2.13%減の57億2900万ドル、純利益が同1.88%減の30億2600万ドルに縮小しました。
特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は1.38ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ55億5500万ドル、1.271ドル)を上回りました。
全体のカード利用総額は9.5%増の3兆430億ドル(内訳は、デビットが15.7%増の1兆8540億ドル、クレジットが1.2%増の1兆1900億ドル)。
主要地域別の利用額は、米国が17.2%増の1兆3150億ドル、アジア太平洋が4.6%増の5700億ドルに伸びました。一方、カード保有者が国外で決済した額(Cross-Boder Volume、恒常通貨ベース)は11%減っています。
部門別の売上高は、データプロセス手数料が11%増の29億9600万ドル、サービス手数料が8%増の28億4500万ドルに上向く半面、国際取引手数料が19%減の14億8800万ドルに縮んでいます。
コロナ禍による世界経済の先行き不透明感を踏まえ、会社側は21年9月期ガイダンスの公表を見送っています。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/9期 | 22,977 | 12,367 | 5.44 | 1.05 | 14.8 |
41.8 |
47.8
|
2020/9期 | 21,846 | 11,200 | 5.04 | 1.22 | 15.8 |
36.0
|
44.7
|
2021/9期(予) |
23,757 | 12,442 | 5.68 | 1.25 | 18.5 | 33.5 |
<特 徴>
キャッシュレス化や世界的な中間所得層の増加(カード保有者の増加につながる)といった構造的な成⻑要因が追い風となり、世界のカード決済市場は成⻑が続いています。
カード決済市場に新規参⼊するためには新たに世界規模の決済ネットワークを構築しなくてはならないため、今後もビザやマスターカードなどが勢⼒を維持することができるとみられます。
そうしたことから、カード決済市場全体の成⻑と共にビザの業績も⾼いペースで安定的に成⻑すると期待されています。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
今後もカード保有者は安定的に増えていくと思われます。事業の成長性、リスク分散銘柄の1つとしてポートフォリオに組み込んでもいいかもしれないですね。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/08/3
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