・デジタルヘルスケアプラットフォームを開発・運営を行っている会社です。
・ アプリやウェブサイトを通じて、処方箋の価格比較やデータ情報、製薬メーカー向けの統合ソリューション、遠隔医療サービスを提供します。

処方箋の価格比較ってどういうサービスなのかしら?
物凄い勢いで株価が上がっているけど、最近、低迷しているわね。

日本ではどの薬局に行っても薬の価格は統一されているのですが、アメリカでは医療制度の影響で薬局により同じ薬でもかなり価格が異なるのです。
このため、当社のサービスは役立っているのです。
【概 要】
21年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比20.25%増の1億6043万ドルに伸びたものの、純利益は同期比93.90%減の166万ドルに落ち込みました。
売上高が市場予想(1億6058万ドル)を下回る一方、希薄化後EPS(0.00ドル)が予想(マイナス0.019ドル)を上回っています。
月間アクティブコンシューマー(MACs)は17%増の570万人に伸びました。サブスクライバーは96%増の93万1000人に拡大しています。ただ、総費用(売上原価を含む)が84.34%増の1億6542万ドルにかさむなか、営業損益は499万ドルの赤字に転落しています(前年同期は4367万ドルの黒字)。税引き前損益も1088万ドルのマイナスに沈んでいます(前年同期は3511万ドルのプラス)。株式報酬費用などを考慮した場合、調整後のEBITDA(非GAAP)は5102万ドル(市場予想は4825万ドル)、調整後の希薄化後EPS(同)は0.07ドルとなっています(市場予想は0.070ドル)。
通期ガイダンスを上方修正。会社側は第2四半期を売上高を1億7200万〜1億7600万ドルと予想。通期に関しては、売上高を7億3500万〜7億5500万ドル→7億4000万〜7億6000万ドルに引き上げています。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2018/12期 | 249 | 43 | 0.12 | -1.89 | -135.14 | ||
2019/12期 | 388 | 66 | 0.19 | -1.53 | -90.64 | ||
2020/12期 |
550 | -293 | -1.07 | 2.16 | 48.39 |
<特 徴>
当社は、処方箋の価格比較ツールを提供する会社です。各種ソースからの価格設定データを集約及び分析するGoodRxプラットフォームを提供します。
プラットフォームは、遠隔医療サービス、HeyDoctorとGoodRx遠隔医療マーケットプレイス及びその他の医療関連コンテンツを通じて、薬剤節約プログラム、医療提供者相談、臨床検査へのアクセスを提供します。
処方箋サービスは、処方箋の価格比較と交渉された価格を提供します。サブスクリプションサービスにより、消費者とその家族は、選択された薬局の選択された医薬品について、月額または年額のサブスクリプション料金でより低い処方価格にアクセスできます。
製薬メーカーのソリューションは、製薬メーカーに広告と統合された消費者向けの手頃な価格のソリューションを提供します。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
アマゾンの参入から株価が急落しましたが、当社が提供しているのは、『処方箋を安く買える薬局の価格比較』、アマゾンが提供するのは『ネットで処方箋が買えるオンライン薬局』で戦う場所が違います。
但し、バイデン大統領の目指す国民皆保険制度の拡充によって、保険適用により安く薬が手に入りやすくなると当社の存在意義も薄れるので要注意です。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/07/6
GOODRXホールディングスのHPのリンク
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