・当社はロシアの電気通信事業者です。
・ロシア連邦、ウクライナ、ウズベキスタン、アルメニア及びベラルーシにおける約105百万の顧客向けにサービスを提供しています。

ロシアの企業ね。ロシアは広いし、通信事業者のビジネスは良さそうね。

今後の5G対応でも当社の存在価値が出てくると思われます。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万RUB) | 純利益(百万RUB) | EPS(RUB) | 1株配当(RUB) | BPS(RUB) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2018/12期 | 446 | 6 | 6.06 | 4.90 | 7.39 | 7.13 | |
2019/12期 | 470 | 54 | 48.03 | 6.51 | 110.31 | 4.01 | |
2020/12期 |
494 | 61 | 54.38 | 0.962 | 7.14 | 198.85 | 3.12 |
<特 徴>
ロシアは無線通信の混雑率が最も高い国の一つで、さらに同国通貨のルーブルは安定的とは言えません。しかし、どちらの懸念も同社の多くのプラス面からするとたいしたことではありません。
最大の成長ドライバーは、今後予定されているインフラの第5世代移動通信システム(5G)へのアップグレードでしょう。
インフラの改良には時間がかかりますが、収益性の高いデータ関連事業にとって、著しいデータ使用量の増加は何よりも重要です。
同社はロシアの主要都市内外で多年度にわたり5Gへのアップグレードを行う予定で、ワイアレスの成長を牽引するでしょう。
もう一つの成長ドライバーは、単なる無線事業者という枠を超えて事業を拡大していることです。
同社は法人向けクラウドサービス、衛星テレビ、MTS銀行を通じた貸付も行っています。
2019年末時点でMTS銀行の総資産は18%伸び、貸付金残高は44%近く伸びました。
無線事業に比べると収益への貢献度はまだ低いですが、MTS銀行の2019年の純利益は前年からほぼ倍増しました。
利益率は安定しているものの成長が緩慢な無線事業を、これらの付随的なビジネスが下支えすることを模索しています。
現在、予想利益に基づく来年のPER(株価収益率)は8倍で、12%の配当利回りを誇る同銘柄はインカム投資家が信頼できる海外企業です。

みのりん的投資判断は「中立」となります。
利回りの高さが魅力的ですが、株価のボラティリティは大きいです。
業種的には、今後も拡大が見込まれます。ボラティリティは大きいのですが、長期的には一定のレンジに収まっているようにも見えます。
株価が下がった時に少しずつ買い増ししていくのもいいかもしれません。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/07/6
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