・手術支援ロボット「ダビンチサージカルシステム」などを販売し、患者の体への負担が少ない低侵襲治療を可能にする手術支援
システムを提供しています。
・「ダビンチサージカルシステム」は⾼倍率の3Dハイビジョンシステムや手振れ補正機能などを搭載し、没入型コンソールにより優れた視野と⾼い操作性、精緻性、そして人間工学に基づいた快適性を医師に提供します。

手術もロボットの時代なのね。

当社の製品は、手術支援ロボット市場で約8割の世界シェアを持つと言われています。
【概 要】
21年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比17.51%増の12億9210万ドル、純利益が同35.98%増の4億2630万ドルに拡大しています。調整後の希薄化後EPSは同30.85%増の3.52ドル。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ11億1300万ドル、2.645ドル)を上回っています。コロナ禍で控えられていた手術や機器設置が回復したことで業績が拡大しました。
「ダ・ヴィンチ」を使用した手術件数は、前年同期比で16%増加。同システムの出荷台数は237→298台(↑26%)に伸びています(期末時点での手術システムの累計設置台数は、前年同期比8%増の6142台に拡大)。
部門別の売上高は、主力の器具・付属品が14.31%増の7億590万ドル、システムが30.14%増の3億6870万ドル、サービスが9.46%増の2億1750万ドルに伸びています。
株式報酬関連費用、無形資産償却などを考慮した調整後の営業利益(非GAAP)は37.21%増の5億2730万ドルとなる。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/12期 | 4,479 | 1,525 | 12.76 | 71.2 | 18.5 | 85.1 | |
2020/12期 | 4,358 | 1,223 | 10.16 | 82.7 | 11.8 | 87.4 | |
2021/12期(予) |
5,311 | 1,636 | 13.19 | 94.2 | 15.2 |
<特 徴>
「ダビンチサージカルシステム」が利⽤する「器具・付属品」や「サービス」の売上⾼が全体の約7割を占めます。
手術を1回⾏うごとに700〜3,500ドル程度の器具・付属品が必要となることから、病院などに設置された同システムが継続的に収益を⽣み出すビジネスモデルとなっています。
手術支援ロボット市場で約8割の世界シェアを持つと推定されますが、同社の保有する特許が相次いで期限を迎えていることから競争環境は今後激化していく⾒通しです。
1-3⽉期は、売上が前年同期⽐18%増、EPSが同33%増と好調でした。新型コロナの影響で手術件数の停滞が懸念されていましたが、世界の手術件数は同16%伸び、「ダビンチサージカルシステム」の出荷は同26%増の298台でした。システム売
上が前年同期⽐30%増と伸びていることは先⾏きの売上好調を⽰唆するものと考えられます。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
主力製品の市場シェアが8割を占め、メンテナンス・部品による継続・安定収益が見込まれることが挙げられます。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/06/29
インテューイティブ サージカルのHPのリンク
https://www.intuitive.com
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