
・⽶国のテロ対策当局や国防総省で使⽤されている「Palantir Gotham(ゴッサム)」、組織のデータを⼀元的に扱うためのオペレーティングシステムを提供する「Palantir Foundry(ファウンドリー)」のプラットフォームを擁します。
・⽶国政府向けの売上が56%を占め、44%が⺠間企業向けです(2020年12⽉期)。2020年9⽉に新規上場しています。

アメリカ政府の仕事を請け負っているなんてすごい!!

逆に考えると政府向けに依存している問題がありますが、高い成長率を誇ります。
【概 要】
21年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比48.79%増の3億4123万ドルに伸びる半面、純損失が1億2347万ドルに拡大しています(前年同期は5427万ドルの純損失)。EPSは0.04ドル(同マイナス0.01ドル)。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ3億3250万ドル、0.035ドル)を上回っています。
顧客別の売上高は、政府向けが76%増の2億800万ドル(米国政府関連の売り上げが83%伸長)、企業向けが19%増の1億3300万ドルに伸長しています。年間契約額が500万ドル以上の契約案件は15件、うち同1000万ドル超の案件を6件獲得しています。
21年3月末時点の1顧客当たり平均売上高は、前年同期比29%増の810万ドルに伸びている。株式報酬などを除いた非GAAPベースの調整後営業損益は、1億1658万ドルの黒字に転じています(前年同期は1607万ドルの赤字)。
会社側は21年通期の増収率を30%以上と予想。長期的な見通しについても、21〜25年までは年率30%以上の売上高成長を見込んでいます。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/12期 | 743 | – | – | – | -3.4 | – | 9.2 |
2020/12期 | 1,093 | 197 | 0.20 | 0.00 | 0.9 | – | 56.6 |
2021/12期(予想) | 1,477 | 297 | 0.15 | 0.00 | 1.1 | -13.1 | – |
<特 徴>
2003年に創業したビッグデータを分析するためのソフトウェアを提供する企業です。
⽶国政府向けの売上が56%を占め、44%が⺠間企業向けです(2020年12⽉期)。2020年9⽉に新規上場しています。
⽶国のテロ対策当局や国防総省で使⽤されている「Palantir Gotham(ゴッサム)」、組織のデータを⼀元的に扱うためのオペレーティングシステムを提供する「Palantir Foundry(ファウンドリー)」のプラットフォームを擁します。
COVID-19のパンデミックによって接触履歴の追跡やサプライチェーンの分析などの⽤途が広がったことから、売上成⻑や新規顧客獲得で追い風を受けており、2021年にかけて当⾯の業績は好調となりそうです。
⼀⽅、同社は獲得可能な最⼤市場規模を1,190億ドルと想定していますが(2020年9⽉の上場目論⾒書)、具体的にどのような分野に利⽤が広がるかに関して視界がクリアでないことや政府など少数の顧客への売上依存が⼤きい点は注意していく必要があるとみられています。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
ビックデータ解析の分野は今後も拡大が見込まれます。
テロ対策当局や国防総省で利用されていることからも、当社のシステムの信頼性の高いことが証明されています。
接触履歴追跡・サプライチェーン分析なと用途の広がりを見せており、売上高拡大傾向にあり、「買い」となります。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/5/29
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