
・リアルタイム3Dコンテンツを制作・動作させるためのプラットフォームを提供する企業です。
・アンドロイド、iOS、PS4、Xbox One、ニンテンドー・スイッチ、ウィンドウズなど20以上のプラットフォームに対応していることが強みとなっています。

スイッチにも使われているゲーム技術をもっているのね

最近ではゲーム以外の分野(⾃動⾞、建築、映画、⼩売)にも使われています。
幅広い分野での活用が期待されています。
【概 要】
21年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比40.58%増の2億3477万ドルに拡大する一方、純損失が1億746万ドルに拡大しています(前年同期は2673万ドルの純損失)。EPS(非GAAP)はマイナス0.10ドル(同マイナス0.11ドル)。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ2億1611万ドル、マイナス0.12ドル)を上回っています。
部門別の売上高は、コンテンツ開発を支援するクリエイト・ソリューションが51%増の7040万ドル、運営・最適化を支援するオペレート・ソリューションが40%増の1億4660万ドル、戦略提携・その他が12%増の1780万ドルに伸長しています。
年間売上高10万ドル超の大口顧客数は25.29%増の837に拡大。既存顧客の更新、利用サービスの拡大・縮小、解約などのパフォーマンスを測る指標のネット・エクスパンション・レートは133→140に上昇しています。
通期ガイダンスを上方修正。21年通期の予想売上高を9億5000万〜9億7000万ドル→10億〜10億1500万ドルに引き上げています。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/12期 | 542 | – | – | – | 3.2 | -46.0 | 51.6 |
2020/12期 | 772 | -66 | -0.39 | 0.00 | 7.4 | -23.2 | 76.3 |
2021/12期(予想) | 1,005 | -102 | -0.34 | 0.00 | 5.8 | -12.4 | – |
【過去12か月の売上が10万$以上の顧客数】
顧客数 | |
20年1Q | 668 |
20年2Q | 716 |
20年3Q |
739 |
20年4Q | 793 |
21年1Q | 837 |
【⾒通し・注目点】
1-3月期の売上は前年同期⽐41%増と前四半期の同39%増からやや加速しました。売上ガイダンスは、4-6月期が前年同期⽐30〜33%増、2021年12月期は従来⽐で約5%引き上げ、前年⽐29〜31%増です。2021年12月期の売上には、アップルによるデバイスIDの広告使⽤に関するポリシー変更からくるマイナスの影響を30百万ドル⾒込んでいます。
<特 徴>
2020年9月に新規上場した銘柄です。
世界で250万⼈のクリエーターが利⽤しており、これらクリエーターが作成したコンテンツは2020年1-9月期に月間50億回ダウンロードされた実績をもちます。クリエート・ソリューションは、ゲーム・エンジン・ソフトウェアをサブスクリプションで提供、オペレート・ソリューションは、ゲーム内の広告、課⾦アイテムの販売システムを提供しています。
同社のサービスは、世界のダウンロード数トップ1,000のモバイルゲーム、PCゲーム、コンソールゲームの総計に対して50%以上の制作に利⽤されています。
アンドロイド、iOS、PS4、Xbox One、ニンテンドー・スイッチ、ウィンドウズなど20以上のプラットフォームに対応していることが強みとなっています。
いまのところゲームが主な市場ですが、リアルタイム3Dコンテンツは⾃動⾞、建築、映画、⼩売などあらゆる産業で使われ始めています。年率30%以上の売上成⻑を⻑期に実現することが目標です。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
高い増収率を示しており、事業内容も3Dコンテンツを動作させるのに必須のものを取扱いしており、今後も高い成長が見込まれるゲームなどのアミューズメント事業に利用されている強みがあります。
5Gの対応分野としても、今後も高い成長が見込まれます。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/5/25
ユニティソフトウェアのHPのリンク
Unity Real-Time Development Platform | 3D, 2D VR & AR Engine
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