
・画像処理・⽂書編集システムを⼿がける世界的企業。
・「Photoshop」、「Illustrator」、「Adobe Acrobat」など業界のプロが利⽤する世界標準のソフトウェアを多数擁する。
・世界的なデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れが追い風となり、同社の売上⾼は安定的かつ⾼い成⻑を遂げている。

「Photoshop」、「Illustrator」、「Adobe Acrobat」は当たり前のように使っているわ!

仕事・生活になくてはならない世界標準のソフトを有しています。いわゆるサブスクモデルの代表的な企業ですね。
【概 要】
21年11月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比26.33%増の39億500万ドル、純利益が同32.04%増の12億6100万ドルに伸びています。調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は同38.32%増の3.14ドル。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ37億6000万ドル、2.786ドル)を上回っています。
部門別の売上高は、デジタルメディアが31.81%増の28億5900万ドル、デジタル・エクスペリエンスが24.03%増の9億3400万ドルに拡大しています。主力のデジタルメディア部門では、クリエイティブとドキュメント・クラウドの売上高がそれぞれ30.85%増の23億7900万ドル、36.75%増の4億8000万ドルに伸長しています。
同部門のARR(年間換算の経常収益)は22.45%増の106億9300万ドルに伸びています。
会社側は21年11月通期の見通しについて、売上高を上限151億5000万ドル→154億5000万ドル、調整後希薄化後EPSを上限11.20ドル→上限11.85ドルに引き上げています。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/11期 | 11,171 | 3,868 | 7.87 | 0.00 | 21.8 | 29.7 | 50.7 |
2020/11期 | 12,868 | 4,903 | 10.10 | 0.00 | 27.7 | 44.2 | 54.6 |
2021/11期(予想) | 15,446 | 5,678 | 11.81 | 0.00 | 33.5 | 39.8 | – |
【セグメント別売上⾼と主な製品・サービス(2020年11⽉期)】
セグメント | 売上高 |
デジタル・メディア | 92.3億ドル |
デジタル・エクスペリエンス | 31.3億ドル |
パブリッシング・アンド・ アドバタイジング | 5.1億ドル |
【⾒通し・注目点】
12-2⽉期の売上⾼は主⼒2セグメントがけん引して前年同期⽐26%増で市場予想を4%上回り、2021年9⽉期の売上ガイダンスは前年⽐22%増の154.5億ドルに引き上げられました。CEOは「アドビのクリエイティブ・クラウド、ドキュメント・クラウド、エクスペリエンス・クラウドは世界中のすべての顧客セグメントで任務の遂⾏に必要不可⽋なものになった」と⾃負します。
<特 徴>
画像処理・⽂書編集システムを⼿がける世界的企業で、画像編集ソフトの「Photoshop」、イラスト・グラフィックデザインの「Illustrator」、総合PDFソリューションの「Adobe Acrobat」などそれぞれの業界のプロが利⽤する世界標準のソフトウェアを多数擁します。
また、デジタル広告の管理、WEBサイトの分析、販売キャンペーンの管理など、デジタル・マーケティング分野のサービスにも展開しています。2020年11⽉期をみると、サブスクリプション収入が売上⾼全体の90%を占めています。
世界的なデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れが追い風となり、同社の売上⾼は安定的かつ⾼い成⻑を遂げています。
クリエイティブ関連や⽂書関連のソフトウェアでは圧倒的な存在感を⽰し、その⾼い競争⼒は今後も維持される⾒込みです。
新型コロナの感染拡⼤を受け世界的に在宅勤務が広がったことで、同社の電⼦サインが注目されています。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
当社のサービスは説明する必要がないほど、世の中に浸透しています。使用しない日はないのではないでしょうか。
業績も株価も問題なく、今後も堅調さは維持されると考えます。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/5/15
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