
・ ドイツのバイオエヌテックと共同で開発した新型コロナワクチンの売上は21年12月期に約150億ドル、税前利益率は20%台後半が想定されている。
・ 今のところ、当社の開発したワクチンが高い有効性を示されている。
・ 今後の長期的な成長は新薬候補にかかっているが、開発後期にある新薬候補のポートフォリオは過去数十年で最大とされている。

海外では先行してワクチン接種が始まり日常がもどりつつあるわ!

特にも、当社のワクチンの有効性が高く評価されており、ワクチン争奪戦の様相を呈してきました。
【概 要】
20年12月期第4四半期業績は、売上高が前年同期比11.81%増の116億8400万ドルに伸びるなか、純損益が5億9400万ドルの黒字に転換しています(前年同期は3億3700万ドルの赤字)。
調整後希薄化後EPS(非GAAP)は0.42ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ120億8100万ドル、0.512ドル)に届きませんでした。
製品別では、「イブランス」が12%増の14億3600万ドル、「エリキュース」が15%増の12億6200万ドル、肺炎球菌結合型ワクチン「プレベナー13」が11%増の17億5000万ドルに伸びています。
独ビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンは、1億5400万ドルを売り上げています。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/12期 | 51,750 | 16,733 | 2.95 | 1.46 | 11.4 | 25.7 | 37.9 |
2020/12期 | 41,908 | 12,506 | 2.22 | 1.56 | – | – | – |
2021/12期(予想) | 60,801 | 18,693 | 3.32 | 1.55 | 12.9 | 27.2 | – |
【主な医薬品の売上高】
薬品 | 売上高(百万$) |
肺炎球菌ワクチン | 5,847 |
乳がん治療薬 | 4,961 |
血栓塞栓症治療薬 | 4,220 |
関節リウマチ治療薬 | 2,242 |
TTR型アミロイドーシス治療薬 | 1,288 |
転移性腎細胞癌治療薬 | 787 |
11-1⽉期の売上⾼は前年同期⽐369%増と、10⼈以上の雇⽤者を持つ顧客数が同470%増、過去12ヵ⽉間で10万ドル以上ズームのサービスに代⾦を⽀払った顧客数が同156%増となるなど、⾜元の業績は引き続き良好に推移しています。
<当社の特徴>
大衆薬を手がける部門や特許切れ医薬品を手がける部門を分離する一方で、がん治療薬を手がけるアレイ・バイオファーマを総額114億ドルで買収するなどし、バイオ医薬品にフォーカスした医薬品メーカーに転換しつつあります。
リーマン・ショック以降、連続増配が続いています。
新薬・ワクチン事業に注力する計画で、「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす~Breakthroughs that change patients’ lives~」という企業目的をかかげています。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
今回のコロナでワクチン開発により、当然ながら売上拡大が見込まれます。
また、コロナワクチンは、定期接種が必要になると思われ、世界的な需要から当面好調な業績が維持されると期待されます。
配当利回りも高く、安心して保有できる銘柄と考えます。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/5/4
ファイザーのHPのリンクです
Pfizer: One of the world’s premier biopharmaceutical companies
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