
・ 中国のテスラと言われるEV設計、生産を行っている企業である。
・ EVの納車台数は高い成長を見せている。
・ アリババ・ホンハイなどの有力企業、シャオミ・ウェイボのCEOなどから出資を受けている。

電気自動車と言えば、テスラのイメージあるけど、中国の電気自動車ってどうなのかしら?

巨大市場の中国でもテスラが一番売れてますが、ニーオ(NIO)やシャオペン(XPEV)の販売台数が徐々に伸びてきています。
中でもシャオペンの技術力が高く今後化ける可能性があります。
【概 要】
2014年に創業した中国の電気⾃動⾞(EV)メーカーです。
コンパクトSUVの「G3」、セダンタイプの「P7」を取り扱いしています。
「中国のテスラ」と⼀部で呼ばれる同社には阿⾥巴巴集団(アリババ グループ)や鴻海(ホンハイ)精密⼯業などといった名だたる企業のほか、⼩⽶(シャオミ)や微博(ウェイボ)のCEO個⼈などから出資を受けています。
当初はEVの設計のみを⾏い⽣産は外部に委託していましたが、近年、⾃社⼯場での⽣産も開始しています。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万元) |
純利益(百万元) |
EPS(元) | 1株配当(元) | BPS(元) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/12期 | 2,321 | – | – | 0.00 | – | – | – |
2020/12期 | 5,844 | -5,911 | -3.97 | 0.00 | – | -3.3 | – |
2021/12期(予想) | 14,186 | -3,556 | 2.01 | 0.00 | 29.6 | 3.7 | – |
【シャオペンのEV納車台数】
年度 | EV納車台数(台) |
2018年度 | 29 |
2019年度 | 12,728 |
2020年度 | 27,041 |
【世界EV販売台数見通し】
EV納車台数(百万台) | |
2020年 | 2.5 |
2025年 | 8.1 |
2030年 | 24.4 |
2035年 | 48.0 |
直近10-12月期の売上高は前年同期比で4倍以上となりました。
2020年通期のEV納車台数は27,041台となり、前年対比で倍以上となりました。
世界のEV販売見通しから今後も販売台数の増加が見込まれます。
中国では、一時期EVの需要が頭打ちになった感がありましたが、再び低価格車を中心に需要が旺盛となってきています。
<2020年10-12期決算のポイント>
●売上高:28.5億人民元(予想26.5億人民元)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.48人民元(予想-0.74人民元)〇市場予想よりも良好な結果
●1-3月期売上高見通し:約26億人民元
●1-3月期納車台数見通し:約12,500台

まだ成長の余地はありそうね!!

そうですね。2021年4月の納車台数は、5,147台(前年同期比+285%)となっています。「G3」が2,152台、「P7」2,995台の納車内訳となっています。

でも株価は下がっているのね

成長力はありますが、もともとの割高感は否めません。長期金利の上昇と株価調整局面で売られています。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
一時期の株高から調整し、大きく値を下げましたが、月間の販売台数は前年比で大幅に増加しています。
また、中国でのEV推進も伴って自国内での販売台数は好調に推移するものと思われます。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/4/10
シャオペンのHPのリンクです。
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