・2010年創業でクレジットカードの発⾏と⽀払い処理のソリューションを顧客企業に提供するフィンテック企業です。
・従来は⾦融機関向けに提供されていたソリューションを新興のデジタル企業が使いやすい形に変えて提供したことで、スクエア、ドアダッシュ、インスタカート、アファームホールディングス、Klarnaなど⾼成⻑のデジタル企業を顧客として獲得しています。

フィンテック企業ね。顧客が急成長している企業が多いのが注目されるわね。

そうですね。フィンテックの注目もあって株価は一時急騰し、その後、フィンテック企業の株価の動向に合わせて、同社の株価も落ち着きを取り戻しています。
【概 要】
マルケタ(Marqeta Inc)はモダン・カードの発行および支払い処理ソリューションの提供を行います。
クラウドベースのオープンアプリケーションプログラムインターフェースプラットフォームであるマルケタプラットフォームを運営します。
これにより、企業はコアビジネスのコアまたはサポートである消費者および商用ユースケース向け最新のフリクションレス支払いカードエクスペリエンスを開発できます。
そのプラットフォームは、マルケタ発行、マルケタ処理、マルケタ アプリケーションという3つの主要な機能を提供します。
オンデマンド サービス、後払い、経費管理、旅行、代替融資、支払い、インセンティブなどのソリューションを提供します。
デジタル バンキング、インセンティブと報酬、オンライン旅行、中小企業向け融資、オンデマンドサービス、メディアおよび広告代理店、ポイント・オブ・セールス(POS)融資、保険、小売市場など、さまざまな業界にソリューションを提供します。
顧客には、Affirm、DoorDash、Instacart、Klarna、Squareなどの企業が含みます。
【業 績】
決算期 | 売上高(百万$) | 純利益(百万$) | EPS($) | 1株配当($) | BPS($) | ROE(%) | 自己資本比率(%) |
2019/12期 | 143 | -58 | -1.07 | 0.00 | -2.0 |
– |
61.5
|
2020/12期 | 290 | ‐48 | -0.39 | 0.00 | -2.0 | – | 63.0 |
2021/12期(予) |
499 | -160 | -0.39 | 0.00 | – | – | – |
<特 徴>
⾼成⻑のデジタル企業を主要な顧客としたことで、事業は爆発的に拡⼤してきました。
特に最⼤顧客であるスクエアは、2020年12月期売上の70%を占めています。⼀⽅、今後の成⻑を考えると、既存の⼤⼿企業がデジタル化への対応を⾏うためにサービスメニューを拡充する中で、同社のソリューションが採⽤される可能性がある点に成⻑機会があると考えられます。その観点で2020年にJPモルガンチェースを顧客としたことは、そのような⽅向での成⻑の可能性がうかがえます。
7-9月期の決済額は前年同期⽐60%増、売上は同56%増と⾼い伸びが続き、市場予想も上回りました。ただ、顧客企業
のビジネスの⼀部ではパンデミックによる追い風がやや剥げているとみられ、4-6月期との⽐較では決済額は4%増、売上は
8%増へ伸びが鈍化しています。⼀⽅、4-6月期に38%まで低下していた粗利率は45%に回復しました。

みのりん的投資判断は「買い」となります。
一時期の株価急騰から落ち着き、今後の成長の期待もあります。
※投資は自己判断でお願いします。
2021/11/22

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